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俺には随分と前から継続的な任務があった。

それは今回の事件の発端とも言えるジェネシス、
奴の親族であるというその妹…ナマエ・ラプソードスの監視だった。
神羅は彼女を、少なからず危険因子として目を付けている。
兄と何らかの繋がりがあってはさらに危険度を増すからだ。

俺はあのソルジャー大量疾走事件以来、ナマエの監視を行っていた。
しかし一度、タークスのエースともあろう俺がターゲット(ナマエ)に見つかってしまったことがあった。
正直、ソルジャーといえども女ということもあり、油断していたのも事実。
ナマエと正面から対峙し、彼女と知り合った。
…その時から、俺は何かしら思っていたのかもしれない。

それから、警戒されるのも億劫だからしばらく付きまとっていると、だんだんと分かったことがあった。
何だかんだ言って、この子は普通の女の子だった。
それから暫く、監視という立ち位置を理由によくちょっかいを出していた。
いつも横で威嚇する奴が煩わしかったけど、でもそれが
…今は、いない。


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あきゅろす。
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