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すれ違う、崩れゆく、現実




体が、だるい

やけに、カーテンの隙間から差し込む光がまぶしく感じた


長い夜が明け、

隣のぬくもりは、またなくなってしまった




--擦れ違う、崩れゆく、現実--




今日は普通の出勤日。
遅刻するわけにも行かず、手早く支度を整える。何も食べる気にはなれず、栄養補給代わりにポーションを一缶開けてしまった。あの統括に会社の出費がどうだなどと怒られそうが、まぁ良しとしよう。
家の窓という窓を全て開けて空気を入れ替える。このこもった空気がなくなれば気分も晴れるのではないかと思った。
…ほんの気休めだ。

「そう言えば…」

まだ、何も聞いていないのだった。

ナマエはポーションを飲み干して缶を冷蔵庫の横のゴミ箱に捨てる。
冷蔵庫をあさる気はしなかった。

眠るまでずっとそばにいた彼は、任務について何も話そうとはしなかった。
しかし起きてみれば、その姿がない…
ザックスのあの様子だと、何かがあったことは間違いないのだ。


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あきゅろす。
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