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「早速だが、これから君達についてもらう任務の説明をするよ」
ラザードは手元の画面に、ある人物のデータを映した。
それを見た途端に、ナマエの表情が強張った。
「ソルジャークラス1stジェネシス…ひと月前、ウータイでの作戦行動中に行方不明となった」
「何で?」
「さて、それが分かっていれば苦労はしない…身内でさえ、知らないのだからね」
「ふぅん」
「だから今回君達には、この任務を引き継いでもらいたい」
ザックスは任せとけ!と元気に頷いた。
「久々の任務だなぁ、張り切っていこうな、ナマエ!」
「…うん」
「ん?」
するとようやく、ザックスはナマエの様子に気付いた。
「ナマエ…どうした?顔色悪いぞ」
「別に」
「嘘つけ、真っ青じゃん」
「ザックス、」
突然アンジールはザックスをとがめた。
ザックスは頭上に“?”を浮かべる。
アンジールは1つ咳払いをすると、ザックスとナマエの背中を押してブリーフィングルームから出るように促した。
「準備が整い次第、すぐに出発だ。2人共早く準備をしてこい」
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