[携帯モード] [URL送信]
*


「お、クラス1st」
「ザックス、任務だ」
「アンジール!よっし、やっと任務だ!…あれ、ナマエ、どうかしたか?」

カンセルの後ろからアンジールが現れた。
その横にはナマエもいる。しかし、その表情は曇っていた。
カンセルはナマエの肩をポンポンと叩く。

「初任務で緊張してんだろ」
「う、うん…まぁ」
「んな心配そうにしなくたって、クラス2ndに飛び入りしたお前なら大丈夫だって」
「…うん、ありがと」

ナマエは少し無理をして笑顔を作る。
初めザックスとカンセルは、それは緊張がほぐれないことから来ているのだろうと思った。
しかし、ナマエはそれ以上に心が乱されていた。




**********


「はじめまして、ソルジャー統括のラザードだ」
「こんちわ」
「どうも」

ブリーフィングルームに行くと、中央の椅子に座っていた人物が振り返った。
物腰柔らかそうな好印象な青年実業家といった雰囲気だった。

[*前へ][次へ#]

2/10ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!