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「最近、めっきり会わなかったから」
「あぁ…此処に籠もりきりだったからな」

流石に飽きた、とセフィロスは持っていた資料を閉じて棚にしまう。
ナマエは首を傾げてセフィロスを見上げた。

「何を調べてたの」
「思い当たらないこともないだろう」
「まぁ…」

別にとぼけたわけではないけど、と言いたげにナマエは眉をしかめる。
それを見て、セフィロスは苦笑して分かっている…と、ナマエの頭を撫でた。

「お前にはあまり知らせたくはなかったんだが…全く、どこで聞きつけてきたのやらな」
「私の情報網を甘く見ないでよ(カンセルに集中する情報網をそのままリンクしているだけだけど)」
「…そうか」
「ねぇちょっと、どうして笑うの」
「何でもないさ(大体想像はつくがな)」

ナマエは色々と見抜かれやすい性格なようだ。
セフィロスは言葉の裏に隠されたものに気付いたらしい。

「まぁ気にするな。また今度教えてやろう」
「今度っていつ」
「さぁな」



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