さようなら、貴方の背中
「資料室?」
「そ。なんでも最近、閉じこもりっきりらしいぜセフィロス」
久しぶりに、彼の名前を聞いた
--さようなら、貴方の背中--
「セフィロース」
ギイィと嫌な音を立てて、資料室のドアを開く。
先ほど、情報通のカンセルからセフィロスは最近資料室に閉じこもりきりらしいと言う話を聞いたナマエ。
急いで資料室に向かい、勢い良く飛び込んだ。
「セフィロスセフィロスセフィロース…セフィロス!」
「何だ、騒々しい」
しばらくセフィロスの名前を呼び続けながら資料室を歩き回ると、不機嫌そうな返事が返ってきた。
ナマエは声のした場所に急いで向かう。
そこには、いつもと変わらぬ様子の英雄がいた。
「どうかしたのか?」
「どうかしたのかって…はは」
相変わらずのセフィロスに、ナマエは思わず苦笑。
やはり、考えすぎだったようだ
セフィロスは、どこにも行ってはいない。
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