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「訓練中止!?」
「何で!」
不満そうな2人に、アンジールはセフィロスに折れた剣を突き付けた。2人は思わず言葉を失う。
トレーニングの最中に、しかもシュミレーション相手に普通は剣を折られるなどあるわけはないのだ。
「まじかよ…」
「…今日はここまでにする。各自で体調をととのえておけ」
アンジールは折れた剣をザックスに渡すと、トレーニングルームから出ようとした。
「…夢を持て、そして誇りも」
「「え?」」
アンジールはゲートをくぐる際に、こちらを振り向かずにそれだけ告げた。
2人は半信半疑に頷くが、まだこの言葉の重みに気付いていなかった…。
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「すごかったなー、シュミレーションにセフィロスが出てくるなんて」
「本物じゃなくたって強いに決まってるのに」
ザックスとナマエはソルジャーフロアを徘徊しながら愚痴っていた。
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