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どうしたんだアイツ…何かあった、とか?
「悪ぃエアリス!俺アイツ追いかけるわ」
「あ…そっか」
「ありがとな!」
俺はエアリスにお礼を言うと、きびすをかえそうとした。
キュッ
「?」
「あ、ううん…またね!」
突然手のひらに力を感じた。
驚いて顔をあげると、エアリスはパッと手を離した。
あ、俺等
手、繋いでたのか
エアリスはそのまま、俺に手を振ると、子供達のもとへ行ってしまった。
ヤバい…早く追いかけねぇと!!
俺はその時、エアリスがこっちを見てるなんて…気付かなかった。
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「ごめん、此処まで送ってもらって」
「構わない。子供達と遊んでくれたお礼だ」
ナマエはプレートの上に向かう列車に乗り込んだ。
ウィンドはまた来いよ、と言うとホームから去っていった。
「…ザックス、置いて来ちゃった」
ナマエはボックス席に座って、列車が出るのを待った。
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