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「あ、お姉ちゃんもう帰っちゃうの?」
「うん、帰っちゃう。またね」
「また来てね!」

子供達は公園から出ていこうとするナマエを呼び止めた。
ナマエはニコッと笑って頷いた。
それに気付いたザックスは慌ててナマエを振り返る。

「え、おい!?」

ザックスが声をかけるが、ナマエは無視をして行ってしまった。
呆然とするザックスの横を、ウィンドは不思議そうに横切った。

「お前のこと、呼んでたぞ?」
「そう、ちょっと聞こえなかった」

ウィンドの質問に、ナマエは知らんふり。
もう一度、ウィンドはザックスを振り返る。
何がなんだか分からない、
そう顔に書いてあった。

「あの人、違った?」

エアリスはナマエの遠ざかる背中をキョトンと見つめた。

「いや…アイツなんだ、けど」

アイツはナマエ。
確かにそうだった、はずなのに…

「行っちゃった…ね」

何で
シカトされた?



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あきゅろす。
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