[携帯モード] [URL送信]
*


「ホランダーが発案した実験だ…生まれたのはごく普通の子供だった。つまり、失敗だったはずだが…」

セフィロスはそこまで説明すると、口をつぐんだ。
ナマエは不審そうにセフィロスを覗き込む。

「だったはずだが…何」
「お前は、少し覚悟しておいた方がいい」

セフィロスは先に忠告した。
ナマエは思わず身を固める。
セフィロスは一息ついてから、真実を告げた。

「プロジェクト・Gによって生み出されたのが、ジェネシスだ」
「!!」

ナマエは思わず目を見開いた。
唇が震えて、言葉が出ない。
ザックスはマリを代弁するように口を開く。

「じゃあプロジェクト・Gって…」
「プロジェクト・ジェネシス」

セフィロスは持っていた資料をもとある場所に戻した。

「このレポートとは裏腹に、ジェネシスには明らかな変化があった」

それが、
劣化とコピー



カツン…

背後から鉄板を踏む音が聞こえた。

「せ、セフィロス!?」
「ホランダー、やはりここにいたか」

そこには、ホランダーが立っていた。



[*前へ][次へ#]

9/13ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!