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「ホランダーが発案した実験だ…生まれたのはごく普通の子供だった。つまり、失敗だったはずだが…」
セフィロスはそこまで説明すると、口をつぐんだ。
ナマエは不審そうにセフィロスを覗き込む。
「だったはずだが…何」
「お前は、少し覚悟しておいた方がいい」
セフィロスは先に忠告した。
ナマエは思わず身を固める。
セフィロスは一息ついてから、真実を告げた。
「プロジェクト・Gによって生み出されたのが、ジェネシスだ」
「!!」
ナマエは思わず目を見開いた。
唇が震えて、言葉が出ない。
ザックスはマリを代弁するように口を開く。
「じゃあプロジェクト・Gって…」
「プロジェクト・ジェネシス」
セフィロスは持っていた資料をもとある場所に戻した。
「このレポートとは裏腹に、ジェネシスには明らかな変化があった」
それが、
劣化とコピー
カツン…
背後から鉄板を踏む音が聞こえた。
「せ、セフィロス!?」
「ホランダー、やはりここにいたか」
そこには、ホランダーが立っていた。
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