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「気を抜くなよ、相手のレベルはお前たちと五分五分にしておいた」
ナマエが欠伸をすると、アンジールがナマエの頬を両手で引っ張る。
「いぁーい!」
「シャキッとしろシャキッと!」
「ふぉい!」
ともあれ、シュミレーションを開始することになった。
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「よし!楽勝!」
『そのまま八番街へ行け、ウータイが送り込んだモンスターが被害を出している』
「りょうかーい!」
『真面目にやれ!』
シュミレーションエリア内で、まず2人は簡単に占拠された列車を奪還した。
その列車が駅に到着し、二人がホームに降りると、神羅兵の格好をした敵であるウータイ兵が大勢現れる。
敵に周りを囲まれ、ザックスとナマエは背中合わせに呼吸を合わせた。
「ナマエ、いけるか?」
「オッケー」
「よし、じゃあ行くぞ!」
ザックスの声を合図に2人は兵達に斬りかかる。いくら銃や爆弾をばらまいても、今の二人には関係がなかった。爆風をかいくぐり、銃を切り払い、なぎ倒す。
その戦いは長くは続かなかった。
「はい終了ー」
「違う違う、次八番街」
辺りの敵を一掃して武器をしまいミッションクリアと言わんばかりなザックスを見て、ナマエは首をふり彼の背後を指差す。
「いっけね、忘れてた」
「しっかりしてよセンパイ」
「お前こういうときだけセンパイ呼びって」
「前は呼べって煩かったのに」
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