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夢を求める天使


「じゃあ、またどこかで会いましょう」
「おう、じゃあな」

ピルルルルル
ピッ

「8番街が片付いたら5番魔洸炉へ来い」

シスネと別れると、セフィロスから連絡がついた。




--夢を求める天使--




「何かわかったのか?」
「アンジールの目撃情報だ」

受話器の向こうの言葉に、ザックスとナマエは複雑な表情をする。
見つかった事を素直に喜びたい…がしかし、状況が状況だ。
彼は今や、追われている身だ…しかも皮肉なことに、自分達から。

「…見つけて抹殺か?」
「軍が本格的に動くまで、わずかだが時間がある…それまでに俺達でやつらを見つけ出し…」
「どうするんだよ!!」
「しッ!」
「ぐえ」

じれったそうに、ザックスは思わず怒鳴りつける。
ナマエはバカッとザックスの腹を殴る。
声を出してしまったザックスは、セフィロスに笑われた。

「…抹殺に失敗するのさ」
「…………まじ!?」



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