[携帯モード] [URL送信]
*


「ソルジャーはソルジャーなり、タークスはタークスなりのやり方がある…でしょう?」
「…確かに」
「貴方が負い目を感じることないのよ、適材適所って言うでしょ」

だから、そんな顔しないで

シスネはナマエの頬をそっと両手で包む。
まるでナマエの思っていることを見透かしたように。

「貴女もっとソルジャーらしくしなさいよ…優しすぎるわ」
「私が?」
「えぇ…悪く言えば、臆病なのかしらね」

それを聞くと、ナマエは苦笑する。

「確かにそうだと思うよ、私は怖がりだから」
「それを言い訳にしていないで。あなたの本当の目的のためにもね」

シスネの鋭い指摘に、ナマエは困ったように首をすくめる。
どうやら、彼女にはお見通しらしい…


ザシュッ…

金属音ではない、音がした。

[*前へ][次へ#]

3/5ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!