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噴水広場に着くと、ザックスが市民を襲うジェネシス・コピーを薙ぎ倒していた。

「ザックス!」
「お、ナマエ!」

ザックスは名前を呼ばれて振り向いた。
相手がナマエだと分かり、ホッとした顔をしている。

「大丈夫か?」
「大丈夫じゃなさそうに見える?」
「ぜーんぜん。頑丈だけが取り柄のナマエちゃんですから」
「どうもありがとう」
「ぐおっ!?」

ナマエは爽やかな笑顔でザックスの鳩尾に拳を入れる。
ザックスは反応に遅れて苦しさのあまり屈み込む。

「おまっ…緊急事態なんだから空気読めって!」
「緊急事態だからこそ、注意力を高めてあげたのにね」

ナマエはベッと舌を突き出した。
口喧嘩では、ザックスに負ける気はしないらしい。
ザックスは次の言葉が出て来ないらしく、あえなく敗北。
悔しそうに睨むザックスに、ナマエは誇らしげな笑みを浮かべた。

ガキィン!!

すると、何かがぶつかり合うような金属音が響き渡る。



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