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純粋


「ねぇーちゃんの服ぼろぼろだったから、村一番の裁縫名人に直して貰っただ!!」


素性も知れぬ私に暖をとらせてくれた揚句濡れてしまった服を乾かし繕ってくれてるそうだ。

それまで『我慢してくれな〜村で1番上質な着物を用意したからな!』と可愛いらしい着物を貸してくれた。


なんて純粋な人々だろう。
布を巻いている所為でよく見えない視界の中でも、彼等が皆にこやかに話し掛けてくれているのが分かる。


それ故に
私はどう接して良いか分からなかった。


「どうしただ?…もしかして無理矢理おらの家に連れて来ちまったから怒ってるだか?」

『いえ…そういう訳では』

「じゃあ天女様の勝手に服を触っちまったからか……手ぇ出してごめんな」


恐らく少女は悲しい顔をしているのだろう。
集まっていた村人達は皆私に詰め寄った。




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あきゅろす。
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