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廻る星姫 ―スター・プリンセス―
幸せな時間と思い
 あれから、私はお父さんとお母さんの愛情を一身に受けて、4歳になった。


 残念ながら、星詠みの力はなくなってくれなかったらしい。
なので、前世と同様に特殊なブレスレットをつけている。


なぜ、そんなものがあるのかというと、お母さんの家系には星詠みに似た“先読み”という能力があるそうだ。
そして、稀に強すぎる力を持つ者がいるため、それを抑制するために代々受け継がれてきた、というわけだ。



 けれど、私は幸せだ。
チカラはなくなってくれなかったけれど、好きなことは好きなだけさせてくれるし、温かい人たちに囲まれている。



 四季は元気かな・・・。


勝手に死んで、怒ってるかな・・・。


四季は一人だと何もできないからな・・・。


でも、四季の周りにはちゃんと誰かがいるはずだから。


 だから、四季にも笑っていてほしいな・・・。



 ねぇ、四季。


私の双子の片割れでいてくれてありがとう。


私は、姉さんは、こっちでちゃんとしてるよ?


できれば、来世で会いたいね。



 四季、大好きだよ?


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