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廻る星姫 ―スター・プリンセス―
火神said
 〜〜♪♪〜♪〜〜〜♪〜〜♪♪〜♪〜


 オレの心地よい眠りを妨げたのは携帯の着信音だった。


「ったく、こんな時間に一体誰だよッ!!」


 ディスプレイを確認すると、“越前リョーマ”。


「リョーマ? っくそ、せっかくの睡眠を邪魔しやがって・・・!!」


文句をこぼしながらも電話に出る。


「あ゛ぁ゛?
 なんだよ、リョーマ。こんな朝っぱらから。」


「そんなことはどうでも良いんだよ!」


おいおい、随分な挨拶じゃねぇか・・・。


オレは顔が引きつるのがわかった。


そんなオレのことなど構わずリョーマは話を続ける。


「それより、メール見た? ていうか、きた?」


「メールぅ? んなもん知るかよ。」


すると、盛大なため息をつかれた。


メールが何だってんだよ・・・。


そして、リョーマから爆弾が投入された。


「あのね、セナ姉が来るんだよ!! 日本に!!」


「は? セナが?」


思い出すのはどこか抜けているのに一回も勝てたことのないひとつ上の幼馴染。


・・・そうか、セナもこっちに来るのか。


思わず、口角が上がる。


いつのまにか、リョーマとの通話は切れていた。







 ふと、時計に目をやると、針は8時少し前を指していた。


「やばいっ、遅刻するっ!!?  てか、朝練っ!?」


あわてて支度をして、家を出る。


オレはこれからの生活が楽しみで仕方なかった。




おまけ

――その日の部活


「ちょっと、火神クン?
 ど〜して、朝練に来なかったのかな〜?」

ドス黒い笑顔で手の骨をバキボキと鳴らしている監督、リコがいた。


「えっと、あ、いや・・・。」


「問答無用!!」

「え、ぎゃああぁぁぁ!!!」




どうなったのかは皆様のご想像にお任せします。








おまけ

 朝練をすっぽかし、HRにも遅れた大我は、先生にも、カントクにもこってり絞られたのだった。


 それに加え、部活ではメニュー3倍を言い渡され、黒子からは


「ちゃんとしてください、火神くん。」


と冷たい一言が。



 


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あきゅろす。
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