novel 愛の形 (伊真/現パロ甘) 「何聴いてんだ?」 「っひ!ままま、政宗殿///いやっ、あのっ、佐助のいつも聴いてる音楽を……///」 「………ふーん。」 幸村は耳まで真っ赤にしながら俯き、時々チラチラと政宗の顔を窺っている。 「な?1コ聞いていいか?」 「な、何でござろうっ!?」 ……そんな怯えた顔しなくてもいいだろうに。 ちょっと傷つく。 俺のこと怖いのか? 「何で幸村は、俺が1歩近づくと1歩遠ざかんだよ。」 「そのようなことはっ……!!///」 ほーぉ? そんなことはないとでも? 今さっきも俺が手元覗き込んだら飛びすさったくせに、よく言いやがる! 「違うのか?」 言いつつ、ずい、と近寄る。 ぐい、と遠ざかる幸村の体。 「やっぱ遠ざかんじゃねーかっっ!何でだよ!そんなに嫌いなのか!?」 泣くぞ!? 泣いちまうぞ!? 「ちがっ!!!嫌いだなんてっ!………反射的に………つい…。」 「嫌いじゃなきゃ反射的になんてありえるかよ!」 うあー、多分俺今涙目。 …………!?!?; 「ひっ……俺はっ……政宗殿が大好きだから……近付くと、は、恥ずかしくてっっ………!///」 幸村がしゃくりあげながら真っ赤になって言葉を紡ぐ。 開いた口が塞がらない政宗。 こいつ、可愛すぎる! 「幸村ぁーっ!」 がばぁっと飛びついた。 「なっ、なっ、破廉恥なぁぁぁぁっ///」 政宗の腕の中でもがもがと暴れる幸村。 「I love you too!」 「放してくだされーっ!」 これでいい。 こんな馬鹿げた、俺らの愛の形。 END ************* 別にこれは現パロにしなくても良かったかな、なんて。 そして何か2人とも馬鹿っぽいwww 馬鹿っぷるだね。笑 最後まで読んでくださり、有難うございましたー! 2009.03.10.奈央 [*前へ][次へ#] [戻る] |