ごめんもう笑えない + 俺は晋吾を愛してる。 だけど、晋吾は違うじゃないか。 八つ当たりなのは自分でもわかっている。 けど、小さなことでも俺は傷ついていた。 「なんでって…嫌だからだよ。」 「ひど。」 「あのな…毎回くだらないこと皆に言うから、俺は…」 「俺、皐月のこと好きだから言ってんのにさ〜」 明らかに晋吾はつまらなそうな声を出した。 「…いい加減にしろよ。お前…」 「はぁ〜?俺ふざけてないよ。」 「そんな…そんなこと軽く言うな。」 「は?」 「軽く言うな!!俺はお前のことが本当に…っ…」 夕焼けはもう沈み始めてる。 あからさまに困った顔するなよ。 「ごめん…晋吾。変なこと言って…」 「いや…あの…」 「ごめん…」 ごめん俺…もうお前に…笑う自信ない。 【END】 [*前へ] [戻る] |