◇小宇宙 + だが、宇宙人にそれを感じはしなかった。 初めて…だな。 隣に置いていった奴の鞄を見つめる。 すると、聞き慣れた声が近付いてくるのに気が付いた。 「いや〜ほんと久しぶりでびっくりしたよ!」 「うん!健太郎くん、全然かわってないから、すぐわかった!」 宇宙人と誰…? 顔をあげた先には、飲み物をもった宇宙人と女。 二人はクスクス笑いながら、なにかを話していた。 「相変わらず、カッコイイもん」 「ハハッ///そういうこというのとか変わってないな、咲子は」 咲子…? 首を傾げた瞬間にその女と目があった。 「わっ!!///この人健太郎くんの知り合い!!?///綺麗!!」 突然、なんなのだろうか。 更に首を傾げる。 そんな様子に慌てたのか、宇宙人は俺のほうによってきて、飲み物をおいた。 「あっ//この人は同じ学校の…「秋浜知明だ。」」 「あっ秋浜!?//」 「初めまして。」 なんで?という顔をしすぎだ。 仕方がないだろ。口が勝手に動いていたんだ。なんか二人で話してるのみて、イライラしたんだよ。 その女に手をさしだす。 「はっはじめまして!!///葛西咲子といいます///」 普段やったことのない握手にどうしていいかわからず、ブンブンと手をされるままになった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |