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[好きなんです…。]
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次の日。



昨日から一緒に帰っている俺たちは、今、公園にきていた。



「……あのー…」


「あ゛?」


ビクッ!!!!

「ひっ……」


「……………。」


…………う〜。泣


神様ー…


いったい俺が何をしたんでしょうか。


あ゙?


って…傷つくから!!!!


俺ただ、なんで公園なの?って聞きたかっただけなのに…


「おいっ」


……?


俺がいつもどおり独り言をぶつぶつ言ってると急に話し掛けられた。


ずいっ


目の前にはクッキー。


「………え?」


俺は驚いて、檜山蓮を見上げる。


すると、やつは顔を背けてただ突き出していた。


…………えっ……これって食べていいのかな…?


よく見れば、それは手作りクッキーのようだ。


コイツ、女にモテるらしいから、誰かにもらったのかなー?


にしても、人から貰ったもの人にあげようとすんなんて、だめなんだぞ!!!


なんて…怖いから絶対言わないけどな…


「おいっ!!!!」


俺がまた考え事をしていると、さらに怒鳴られた。


「…これって…食べていいってこと?」


「……………あぁ」


意外にもその返事は優しくて、俺は拍子抜け。

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あきゅろす。
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