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[好きなんです…。]
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「楓!おまっお前何言ってんだ!?そんなのはお兄ちゃんが…」


「お兄ちゃんじゃなくて、蓮がいいの!!!」


「楓〜…泣」


「っていうか、お兄ちゃんは出てって!」


「なっ…楓…」


「出てかないと今日から口きかないからね」


頬を膨らました楓は、葉さんに背を向けて布団にくるまる。


こんな時に不謹慎だが、鼻血がでそうなくらい可愛い…///


「楓…」


「………。」


楓が本気なのが伝わったのか、葉さんは俺を睨みながら部屋をでていった。




「……いいのか?あれかなり悲しがってんぞ」


「…いいの。お兄ちゃん邪魔するんだもん。」


楓はモゾモゾしながら、俺のほうを向く。


まだ熱があるのか頬が赤かった。


「飯とかなんか食ったか?」


「うん…」


額に手を当てるとやはりまだ熱い。


楓は俺の手が冷たくて気持ちがいいのか、スリスリと額を押し付けてくる。


…なんだよ////この生き物可愛すぎる///


顔が赤面しそうなのを隠すために反対の手を口にあてて、俺は窓のほうを向いた。


「…蓮」


「…どおした?」


あ〜〜…今日は空気が甘いぞ〜甘すぎるぞ〜…


「…さっきのお願い覚えてる…??」


「あ゙?…お願い………あ!あっあれな…いいけど…////」


完全に今忘れてたぜ…あぶねぇ///

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