[好きなんです…。] 6 「楓!おまっお前何言ってんだ!?そんなのはお兄ちゃんが…」 「お兄ちゃんじゃなくて、蓮がいいの!!!」 「楓〜…泣」 「っていうか、お兄ちゃんは出てって!」 「なっ…楓…」 「出てかないと今日から口きかないからね」 頬を膨らました楓は、葉さんに背を向けて布団にくるまる。 こんな時に不謹慎だが、鼻血がでそうなくらい可愛い…/// 「楓…」 「………。」 楓が本気なのが伝わったのか、葉さんは俺を睨みながら部屋をでていった。 「……いいのか?あれかなり悲しがってんぞ」 「…いいの。お兄ちゃん邪魔するんだもん。」 楓はモゾモゾしながら、俺のほうを向く。 まだ熱があるのか頬が赤かった。 「飯とかなんか食ったか?」 「うん…」 額に手を当てるとやはりまだ熱い。 楓は俺の手が冷たくて気持ちがいいのか、スリスリと額を押し付けてくる。 …なんだよ////この生き物可愛すぎる/// 顔が赤面しそうなのを隠すために反対の手を口にあてて、俺は窓のほうを向いた。 「…蓮」 「…どおした?」 あ〜〜…今日は空気が甘いぞ〜甘すぎるぞ〜… 「…さっきのお願い覚えてる…??」 「あ゙?…お願い………あ!あっあれな…いいけど…////」 完全に今忘れてたぜ…あぶねぇ/// [←][→] [戻る] |