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[好きなんです…。]
3
シーン


「…………。」


ピンポンピンポンピンポーン


シーン


「…………。」


ピンポンピンポンピンポーン


シーン


「…………。」


ピンポンピンポンピンポ…


ガチャ


「…てめぇ。楓がおきるだろ」


…やっと出てきたぜ。


出てきた葉さんは、Tシャツにジャージといういたって楽そうな格好。


だが、やはりその顔はかなりの男前だ。


「…じゃあ中にいれてくださいよ。」


「はぁ?なんでてめぇを?俺はてめぇなんか知らんし」


くっ…俺はまけねぇぞ。


「俺は楓の彼氏ですよ。」


「認めてねぇ。いいか?あの可愛い楓がなんでてめぇみたいなクソガキとつきあんなきゃいけねぇんだ?」


「お互いに好きだからです。」


ガシッ


急に胸元をつかまれる。



「…くっ…楓とは俺が結婚するんだよ!」


「はっ?それはダメだ…です」


「あぁ゛?今てめぇなんて…」


「だって…」


「…」






ガラッ


「蓮もお兄ちゃんもいい加減恥ずかしいからやめて…」


「………。」


「………チッ。」



結局、俺と葉さんは、窓の外から聞こえるうるさい声に困った楓にとめられた。



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あきゅろす。
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