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[好きなんです…。]
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「ほらっ。座れ。」


手をひっぱられながら、歩いて着いたのは、いつかの公園。


クッキー事件の場所だった。


「あっ。ここ…」


「あ゙?…あぁ…この前きたとこだよ」


蓮は特に気にしていないのか、ベンチにドカッと座ると俺に向かって手招きをする。


「早く隣座れよ」


「え?あ。うん」


俺は自然に蓮にくっついて座った。


「!!!!」

ビクッッ


「っ!?なっなんかした?」


なっなに?


急にびくーってなるもんだから、俺もびっくりしちゃったじゃん!!泣


蓮を覗き込む。


「つーか!!」


ビクッ




「なっ…なに?」


「ちっ近くねぇか!!??//////」


…………。


「…え。別に普通じゃない?」


「…………。」


……なに?


この微妙な空気。


もしやー…


俺、やっちゃった?


あー。


俺の家族とか常にくっついてくるから、よくあるんだよなー。


他の人と距離感のギャップが…


俺は青くなりながら、ささっと離れようと動いた。


「ごっごめんなっ!!そういうの気がきかなくて…」


ぐいっ。


…ん?



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