[好きなんです…。]
8
「…………////」
んー…………?。
とりあえず、考えてもわからないと悟っている俺は話を変えた。
「ってか疲れたー…お腹へったよー泣」
うん。12時だし。
さっきはチョコレートパフェ食べそこねたし…
チラッ
しかも…実は蓮が今日お弁当作ってきてくれていることに俺は気付いていた。
なんで心ちゃんに言わないのかなーって不思議に思ってたわけで…
蓮を見る。
すると、なんだか険しい顔をして、口に手をあてている。
「…蓮?」
「………。」
なんだか赤くなったり、青くなったりして、手元の弁当らしきものをチラチラ見ている顔がおもしろくて。
俺はその様子を観察することにした。
「………食べさせたいが…………気に入らなかったら……でももしや………あーんとか……//////」
なんかぼそぼそいってるけど、よく聞こえない。
でも、なんか可愛い!!//
歩道の真ん中で、美少年不良がありえなく恐いしかめっ面に独り言。
そして、それを美少年が目をきらきらさせながら観察。
どう考えても普通じゃない様子に通り過ぎる人たちがどん引きなのにまったく気付いていない二人は、超鈍感カップルである。
俺が観察していると、やっと蓮は気付いたのか俺のほうを見ると、はっとした顔をした。
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