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[好きなんです…。]
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?なんか言いたげな顔。


俺が首を傾げると蓮はちっと舌打ちをしながら真っ赤な顔を近付けてくる。


意味がわからず、俺は近寄ってくる蓮をみていた。


「(…二人で店出るぞ)」


「え?」


今?


心ちゃんは?


「どういう…」


質問したくて、蓮に話し掛ける。


だが、蓮に口をふさがれた。


「ねーさっきからなに二人でこそこそしてんのー?」


いやこそこそつーか、俺意味わかんな…


すると蓮が俺と心ちゃんをさえぎるように俺をひっぱる。


うん。口ふさいだままね?


「おい。心お前、楓が頼んだやつまだなのか聞いてこい。楓我慢できないってよ。」


「(え!!??)」


えぇーーーーー!!!!!


俺はさらに意味がわからず、蓮を見上げた。


ヒィィィィ!!!泣


なにその合図は…泣


頷けってことなんですか…?泣


「待ちきれないの?楓さん」


あまりの怖さに俺は必死で頷く。


「はやくいけよ」


というその蓮の顔は先程のやきもち事件の時より、へんに穏やかな笑みで怖い。


俺は恐怖にぶるぶる震えた。


「仕方ないねーまぁ楓さんが待てないっていうなら、聞いてきてあげる♪」

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