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cinderella
ごめんで済んだら警察はいらねぇんだよ。


その話を聞いて理解したのか政宗は、銀時から執事服を取り上げた。




政「…クソッ!……着ればいいんだろ!?着れば!!」

銀「分かってるじゃん〜。…って!なにここで着替えてるの!ちゃんと更衣室用意してから!そこで着替えなさい!」




いきなりその場で着替え始める政宗に声を上げた銀時に、政宗はムスッとした。




小「…政宗様、ここで着替えるのはどうかと…」

銀「もー、ついて来て!」




銀時は政宗と小十郎に手招きをして、今いる部屋から出た。




銀「更衣室は、そこの先の3つ目。扉に更衣室って書いてあるからすぐに分かる!…以上!」




銀時が自ら更衣室まで案内するかと思いきや、ただ更衣室がある方向を指で差しながら言った。




小「行きましょうか、政宗様」

政「…………あぁ」

銀「あ、仕事は明日からだから!今日はその格好でいいよ。……やることがないから、この城内を探検するといいよ!結構面白いから☆」




着替えた後、すぐ執事として仕事ではない事に政宗と小十郎は驚いた。

そんな事はお構い無しに、銀時は話を続けた。




銀「…あー、もしも探検してて道に迷った時はこの壁にあるボタンを押す事。そしたら、この城で働いているメイドか執事が来るから〜」




そう言いながら、すぐ近くにあった“迷子”と赤い字で書かれた四角いボタンを指で差したと同時に、銀時はその場から去る。




政「…アンタはどこ行くんだ?」

銀「俺は別のお仕事!あ、俺はアンタじゃなくて“総長”ね!んじゃ〜ね〜」




政宗と小十郎に背を向けて手をひらひらと振りながら更衣室とは逆の方向へ歩いて行く総長の銀時。

その姿を暫く見ていると、メイドや執事に色々声をかけられては指示を出している光景を目にした。


この時、政宗と小十郎は思った。

見た目だらし無くてやる気なさそうな顔してる奴だけど…、

やる事はやってるんだな……と。


そして、小十郎は感づいた。


“この城の主の三蔵より顔が広いのではないか”


と。

きっと小十郎だけではなく、ここで働いているメイド達や執事達が思っているだろう。

でもそれを皆は言わない。

……いや言えないのだ。




to be continued ....




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あきゅろす。
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