cinderella
┗続編
「洗濯」の続編
『それより、三蔵。貴方が投げたクッション…痛かったのです!』
「…お前がノックせずにいきなり開けるのが悪い」
『いいえ、三蔵が悪いです。なので、罰ゲームです!』
自分のやったことは悪くないと言う三蔵に、一歩一歩笑顔で近く八戒。
「どうやったら罰ゲームになるんだ?…俺はやらないからな」
『やらないとかじゃなく、やらせますよ』
「馬鹿が…付き合ってられんな。さっさと出ていけ」
『何ですか、その態度は!嫁に向かって言う言葉じゃないですよ!』
さっきまで笑顔だった八戒が、眉間に紫波を寄せています。
「…コーヒーが飲みたい」
『あーそうですか。…三蔵は僕を愛してないんですね。僕はこんなに愛しているのに!…実家に帰ります、さよなら』
「な…!ちょっ、待て!!」
八戒が部屋から出て行こうとしたら、三蔵が咄嗟に八戒の手首を掴み引き止めました。
『…っ!三蔵!離し下さい!!』
「八戒、落ち着けって!…俺が悪かったっ!!」
三蔵が謝った途端、八戒はピタリと抵抗を止めました。
『……本当に自分が悪かったと思ってますか?』
「…そう言ってるだろ」
『本当にそう思っているなら、それなりの証明して下さい』
「は?」
『証明して下さい!』
「(証明しろと?…この俺が。……!)」
三蔵は何か閃き、八戒に近付きました。
『なな…何ですか…!!?三蔵!』
いきなり近付いてくる三蔵に八戒は驚いています。
八戒の耳元で
「…愛してる」
と一言。
三蔵
耳元であんな台詞は
反則です。
僕も愛してます!
やっぱり洗濯
(話はズレたけど、愛を確かめ合ったから満足!)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!