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ガチャリ、と鍵が閉まる。ヴァイオリンは汚い便所の床に置かれ、僕は洋式の便座に座らされた。
ヴァイオリンに手を伸ばそうとすると、それすら阻まれる。

「だめだよ、敦人君。俺の言いなりになったら、返してあげる」
「いいなり、って」

先刻のことを思い出し、かっと顔が熱くなる。
つまりはまた、あのようなことをされるのだろうか。

「そ、言いなり。ああ、可哀想に。まだ萎えてないみたいだね。苦しそうだ」
「え?あ、ッわぁ!」

ズボンと下着を無理矢理に下ろされ、性器が露出する。

「敦人君は細くて、綺麗な足をしてるね」

つつ、と手の平が内股を触る。それだけで鳥肌モンなのに、その上に舌で舐められた。
擽ったくて身体はびくびく反応するが、いつの間にかその行為にも快感を拾い始めている自分がいる。
そうでもしないと、張り詰めた自身を解放出来そうにない。
しかし、こんなところで達しても良いのだろうか。男が見ている、前で。

「足をいじってるだけなのに、またこんなに溢れてるよ。イきたくなってるんでしょ」
「や、やめてくださ、い…っ!」
「我慢しなくていいよ。敦人君がイくとこ、見ててあげるから」
「やだ、やだぁ…っあ!」

嫌がる僕を後目に、勃ち上がったソレをかぷ、と口に含まれる。驚いて身を引こうとするも、後ろは無い。便座の蓋に退路を阻まれた。
男の顔を引き離そうと、頭を押し返そうとする。しかし一向にやめる気配はない。

「ん、ふぁ…あ…!あ、きちゃう…っああッあ、あ――ぁん!」
「出していいって。飲んであげるね」
「や、やだ、やめてぇ…!ぃ、ひゃあッ!出ちゃ、出ちゃう、も…っ」

飲むとか言われて、はいそうですかと出せるわけはなく。
余計に出したくなくなったが、身体は言うことを聞かない。刺激がくるたびに敏感になっていく。

「やだだめっだめぇっほんとに出ちゃう!がまん…っできない…!」
「うん、いいよ」
「――あ!ん、やあああ!イっちゃ…!い、く…ぅ…っ!」

びゅる。
男の口内に、僕の精は放たれた。
…ああ、本当に飲んでる。

「ん…いっぱい出たねえ」
「もっ…やだ…ぁ……」

半泣きになってる僕に構わず、大きく脚を開かせる。隠したくて手を持って行ったが、払いのけられた。
男の指が、後孔を触る。

「な…っに、いれるの…?」
「うん。もっと可愛い敦人君を見ようと思って」
「……!」

男は笑って、指を埋めた。
狭い箇所だが、確実に奥に進んでいく。
しかし動きが鈍くなると、いったん引き抜いてそこに舌を這わせた。

「い、や…!そんなとこいや…っ!」
「気持ちいよ?」
「ち…が、汚い、から…!」
「んー、そうだね。じゃあ綺麗にしてあげるね」
「や、ちょっと!」

腰をずらして、更に奥に舌を送る。
間抜けな格好になるし、本当にもう嫌だ。
ぐちゅ、ぐちゅ。
粘質な水音が便所中に響いた。

「ん、あ…あ…っ」

唾液でべちょべちょになった後孔から、男は離れる。
自分の荷物から何かを取り出した。


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