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生理的な涙で濡れた頬を舌で舐め、からかってみせた。

「こんくらいでへばッてんじゃねぇぞ?」
「…く…っ」
 
その、いかにも屈辱的ってのがいいよな。俺が女と喧嘩する理由のひとつに、意地悪をやりすぎるってことがある。大抵の場合、付き合ってられないと振られるのだ。
その点コイツなら、神様だし、万が一にも死ぬ危険はないだろう。こんな奴が彼女だったらなあ、ああ、彼氏か、なんて浮ついたことを考えた。
そうそう、付き合うならこれは必須だ。奉仕の上手い奴じゃねぇとな。
俺は自分のモノを出して、狐の前に出す。

「おら、舐めろ」
「……、…何を戯けたことを…」
「俺の舐めろっつってんだよ、聞こえなかったのかボンクラ神様」

ぎゅー、と耳を引っ張ると、ぴくんと反応して眼を閉じた。なかなか動かないもんだから、草鞋のまま奴の自身を踏みつける。

「っい゙、ぁあ…!」
「ふん…このまま潰されてえか」

低い声で脅すと、若干怯えの色が眸に宿った。おずおずと目の前にあるソレに手を伸ばす様子は、俺を煽るだけに過ぎない。
まだ戸惑った素振りをしていた為に、俺は足に力を込めた。

「おい、グズグズすんな」
「あ゙ァ…ッ…!いッ、ひ、ぅ…っ」
「お前がちゃんとしてりゃあ、虐めたりしねぇよ」

観念したのか、舌が俺のモノに絡まる。
俺が予想するに、コイツって被虐嗜好があんじゃないのかな。神様っていうぐらいだから俺を引き剥がすことも出来よう、なのに甘んじて言いなりになっている。平和主義とかそんなことより、そっちのことが大きいに違いない。
ほら、口に含んで、恍惚そうな表情を浮かべてるだろ?

「っん、む…は、…っん」
「ッはは、おいしい?」
「ふ…っ、ん、む…ぅ」
「…、お前、わりとうめぇな」

今までに経験あんのかな、とか、あるとしたら神様同士なのかな、とかぼーっとした頭で考える。
舌先がぐりぐりと尿道に伸びてきて、思わず狐の頭を掴んで前後に動かした。コイツの口ん中にぶちまけてえ。
くぐもった抗議の声が聞こえんでもないが、俺は気にしない。

「んっ!んぅ、む、う…ッんん…ッ!」
「出すぞ、全部飲めよ!」
「ふ、んむ…ッ!?ん、んん…ッ!!!!」

俺は奴の口内に己の精を放つ。
必死に退こうとする狐の頭を押さえ、精が喉に伝っていくのを満足げに見た。

「っは…ぁ…!き、もちわる…」
「…神様にも気持ち悪いとかあるんだ」
「たわけが、当たり前ではないか…!このようなことをされて尚平生を保てるような神仏等、終ぞおらぬわ…!」
「へー、でも…」

俺は軽く押さえていた足を退ける。

「此処、元気みたいだけど?」
「…っ、な…!」

いや、今回も嘘は言っていないぞ。これで萎えないのは、真性の被虐嗜好者に違いない。
自分でも気付いてねぇのかな。だとしたら、そりゃあ好都合だ。

「コレ、楽にして欲しいだろ?俺に、抱いてくれって言いな」
「…童、からかうのもいい加減に…!」
「いいの?俺がいなくなって、ひとりで出来る?」
「し、しない…!」
「ふーん、ま、一人でするのも見たいけど…」

俺は尻尾を引っ張りながら、狐の肩を突き飛ばす。
起こした身体が、また仰向けに横たわったような状態になった。

「…っ、童…!」
「そんなに意地っぱりなら、イかせてやんない」

丁度手元にあった、狐の着物の帯紐を奴の自身に巻き付ける。巻き付けるというより、塞き止めるようにぎゅっと。


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あきゅろす。
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