狂気に溺れる。/ソウマカ?、ソウル狂気
暗い、闇のような所。
俺の中にある、あの部屋とはまた違う、何か。
───る
声が、聞こえる。
この声に、聞き覚えがある……
───ウル
この声は・・・・・
「……マカ」
「もうやめて、ソウル!」
「はっ?」
マカの、俺を見る脅えた顔が可笑しいと思いつつ、体を見てみる。
服には、赤黒い"血"が付いていた。
よく見れば、左手が鎌になっていた。
「なっ、なんなんだよ…」
「お願いだから…もうやめて」
マカが抱き着いてきた。
泣きながら、ただ"やめて"と呟くマカの声は、もう俺には届いていなかった。
笑いが止まらない。
我慢しようとしても、堪えきれず声に出てしまう。
マカの肩越しに見えるのは、ブラック☆スター、椿、キッド、リズ、パティ……
死武専の奴等が、血を流して倒れてる。
あぁ、そうか。
コレ、俺がやったんだっけ。
俺の腕ん中にいるマカが、俺を見上げる。
「…ソウ、ル?」
マカの脅えた声、今にも逃げ出しそうな顔……
俺はこのマカが、殺りたくてタマラナイ。
「……マカ、愛してる」
目を大きく開けたマカが、その場に倒れてる。
俺は、頬になにか生暖かいモノを感じながら、狂気に溺れる。
狂気に溺れる。
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ソウマカの、
狂気ネタが大好きだ。
でも、上手く書けない…
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