誕生日の予感/沖田誕生日記念品、3Z?
七夕の次の日が誕生日というのは、クリスマスの次の日が誕生日と同じくらい忘れられがちなワケで。
今年もまた、誰にも思い出して貰えないまま歳を取るのだと思っていた。
誕生日の予感
世間じゃ今日は七夕という事で、今は短冊に願い事を書いている。
願いなんて特にないけど、目の前に土方がいたから『土方死ね』って書いてみた。
だいたい、高校生が夜中に学校のグラウンドで短冊に願い事を書くなんてバカバカしい。
そんなんで願いが叶うなら、今まで苦労なんかしてねぇよ。
みんなより少し離れた所にある芝生に座り、なんとなく空を見上げた。
一面に広がる、星の大群。
東京でも、こんな綺麗な星を見れるとは思わなかった。
あと数分で7月7日が終わり、7月8日が来る。
向こう側でギャーギャー騒ぐアイツ等の中で、一体何人が俺の誕生日に気が付くのだろうか。
そう思いながら、ただ星を眺めていた。
「沖田!」
不意に誰かに名前を呼ばれた。
声がした方へ向けば、チャイナが俺の目の前にいた。
「お前、明日誕生日なんだってナ」
「……誰から、聞いた??」
「ジミーが教えてくれたネ」
ジミー……山崎か。
あいつ、俺の誕生日知ってたんだ…
暢気にそんな事を考えていたら、チャイナが何かを言い出した。
「お前の誕生日、何も用意してないけど…
誕生日おめでとう!これからも宜しくナ!!」
チャイナは顔を赤くして、みんながいる所へ走ってった。
誕生日の予感
(チャイナの反応的に、自惚れてもいいよな?)
意味不明な小説終了。
お誕生日おめでとうございます。
2009.07.08(水)
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