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小さなプレゼント/土神?、土方誕生日品

「土方!」
そう俺の名前を呼んだのは、万事屋んトコのチャイナ娘(名前は確か…神楽だったか?)だった。
走ったのか、ゼェゼェと息を切らしながら俺の目の前に立つ(あの巨大犬はいつの間にか隣にいやがった)


「お前、昨日誕生日だったんだってナ」

「それ誰から聞いた?」

「お前んとこのジミーとサド」

……あいつ等、余計な事を…。
そう思いながら、フッとチャイナの手元に目を向けた。そこには、赤いリボンの付いたキュー●ーマヨネーズのハーフ、しかも家庭用が握られていた。

チャイナは、ジミー達がコレをあげたら喜ぶって言ってたネ、なんて無邪気な笑顔で言う。いや、別にマヨネーズでいいけど、普通誕生日にマヨネーズなんかあげるか?とか思ってたら、銀ちゃんがこれしか買えないって…と少し悲しげに言ってきた。
いや、だから家庭用でもいいけど、誕生日にマヨネーズってどうよ。



「…嬉しくないアルか??」

「そんな…ことねぇけど…」


俺がそう言うと、嬉しそうに俺の手にマヨネーズを握らせ、誕生日おめでとうアルって叫んだチャイナ。
巨大犬に跨り姿が見えなくなるまで振り返り、手を振りながらチャイナは帰っていった。
俺は、久しぶりにおめでとうだなんて言われ少し照れながら、チャイナが見えなくなるまで貰ったマヨネーズを吸っていた。








小さなプレゼント
(チャイナの誕生日に、お返ししなきゃな…)


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1日遅れてしまった…!!
土方誕生日おめでとう!
土ミツじゃなくて
ホントにごめんなさい←
(09.05.06)


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あきゅろす。
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