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恋する男子/一織?、たつき視点

何も考えず、ただいつも織姫と行く河原でボーっとしていた。そしたら、「よぉ」って聞こえて振り返ってみたら一護が立っていた。


恋する男子



「彼女が出来た」

それは突然、真剣そうな顔つきで言ってきた。
どちらかと言うと、恋愛事には疎い方だから彼女なんてなかなか出来ないんじゃ…なんて思ってたけど、意外と早かったな。


「相手は誰?」

そう聞くと暫く黙り込み、井上だ、と小さな声で言った一護。
織姫が一護の事を好きなのは見て分かるけど、一護が織姫の事が好きだって事には驚いた。だって、今までそんな事言わなかったし、そんな雰囲気は……あったかもしれないけど、とにかく意外だ。



「織姫、ねぇ…」

「な、なんだよ」

「なんでもない。それで、いつ付き合ったの?」

「……一週間前」


は?一週間も前…??
「なんで早く言わないんだよ」って言うと、なかなか言うタイミングがなかった、って答えた。因みに、浅野達にはまだ言ってないらしい。



「デートとかした?」

「…明日、動物園に行く」


一護の口から動物園だなんて、いつぶりに聞いただろうか。
少し楽しそうな話し方、横顔を見たらどこか幸せそうだった。







恋する男子
(織姫泣かせたら、殺すからな)


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あきゅろす。
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