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伍萬打&2周年
その裏は…((雲雀




外見と噂だけに惑わされちゃいけない

ちゃんと 本人を見てみないとわからない




【その裏は…】






「名前こないだのやつどうなった?」

「ちゃんと処理しときましたよ雲雀さん」

「ふん」

「……」

「失礼します 委員長 こないだの学校内での乱闘についてのことなんですが…」

「…名前まだいたの?さっさと教室に戻んなよ、今草壁が来たからもういないと思ったのに群れる気?」

「…失礼しました」


私は雲雀さんがトンファーを構えようとしていたので急いで応接室を出た


私は一般の生徒だけど
少しでも雲雀さんの側で役に立ちたくて雲雀さんの手伝いが出来るようにと
応接室にちょこちょこ出入りをしている内に

少しずつ雲雀さんの手伝いを任せられるようになった


そして…さっき風紀委員の人に早急に応接室に来るように言われて
こないだ急に任された仕事もすぐに終わらせたのに苦労を気遣う言葉すらなく 当たり前のように「ふん」で済まされ

挙げ句の果てには草壁が来たんだから群れないようにとすぐに帰れと言われ…



私の立場って何…?

これでも一応彼女って位置にまで頑張ったのに

彼女って言っても雲雀さんに直接告白された訳じゃなくて
草壁さんに「付き合ってるんですよね」ってにこやかにいきなり言われて否定したら
草壁さんが雲雀さんに確認して「付き合ってる」って言ってたらしくて

告白もなく人伝いで しかも私本人の意思は関係なくって…

私は恐れながら雲雀さんのことが好きだから付き合えるなんてラッキーって思ったけど


これってありなのかな…

付き合ってるって言っても甘い雰囲気なんか一度も流れたこともないし
一緒に登下校とかデートとかしたことないし
仕事の手伝いをするのだって前と変わんないし

さっきだって久しぶりに会ったのにあんな態度だし


…私、いいように使われてるだけなのかな



「名字さん」

「草壁さん どうしたんですか?」

「さっきはすいません…折角久しぶりに委員長に会えたというのに…」

「そんな…大丈夫ですよ」

「それでですね 委員長から伝言がありまして『今度の日曜日暇だよね?一緒にヒバードの餌買いに行くよ』と」

「それって…で、デートのお誘い!?」

「そうですね」

「嬉しー……ん?」

「どうしました?」

「雲雀さん私の連絡先知ってるし さっき私本人に言えばよかったのに…なんでわざわざ草壁さんに伝言?」


私に直接言えばいいのに 用事は全部他の人から伝言で聞いてる

…そんなに私と関わりたくないのかなぁ
だったらなんで付き合ってるなんて言うの…?


「……名字さん」

「…」

「実は…委員長は名字さん本人に直接言って拒絶されるのを怖がってるんです」

「……え?」



そんな…雲雀さん
実は私に拒絶されるのを怖がってるなんてなんか暗い過去的なのがあって


「委員長はいつも自分が言ったことは正しいと思ってます」



トラウマになっちゃった的な感じで可愛いじゃ…


「が、名字さんのことになると弱いみたいで…」

「……ん?弱い?」

「はい、恥ずかしいみたいですよ」



それって単に…
意気地無しとかチキンとかそっち系の…

わかってます、へから始まるやつですよね




((…キミに直接言ってダメと言われることを考えてしまうとダメなんだ)

我が道を行く実はへたれ..☆
なんか楽しくてギャグちっくになってしまいました


101123


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