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伍萬打&2周年
清潔状態維持の為((丸井




汚いものより綺麗なものが好き

そんなの普通だろぃ?


綺麗なものはもっと綺麗で清潔状態にしてこそ




【清潔状態維持の為】






「おいおい ちょっと待てよ」


名前が今自分の上履きを履き替える為 下駄箱を開けようとするのを制した

俺はビニール手袋を手にはめてから下駄箱を開けて上履きを出し殺菌スプレーをかけて名前の前に並べた


「よし!これでいいぜ」

「あ、ありがと…」



ふぅ あぶねーとこだったぜ
名前に変な細菌がつくかと思うと怖かったぜ

大事な大事な名前にもしものことがあったとしたら名前を無菌室の中に閉じ込めるしかねーじゃん


あ それもいいかも
綺麗な名前が維持されるなら


「ブン太?大丈夫?」

「あ?…悪ぃ悪ぃ」



つい 想像なんかしちまって現実の名前を置き去りにしちまって
俺は名前に謝りながら手を繋ぎ教室に向かった



教室に着いて名前の席に真っ先に向かうと上履き同様殺菌スプレーを吹き掛けて拭いた

教室の机なんか放課後誰が汚い手で触ったかわかんねーからな
念入りに拭いた


誰かに教科書を盗まれたりするかもしれねーから勿論置き勉なんかさせてねー

机の中に変なもんが入ってねーか確認して今日使う教科書を机の中にしまってやる


「…よし!今日も大丈夫だぜ」

「…ありがと」

「名前の彼氏として当然の事をしたまで」


俺はその後チャイムが鳴るまで名前の机の上に座りながら名前と話していたが

チャイムが鳴り渋々自分の席に着いた


これがいつもの俺たちの日常





―――――…


放課後

部活中に忘れ物をした事を思い出して教室に取りに戻る

名前は俺の部活が終わるまで自分の教室で待ってるから
少しだけ名前と話せる事が楽しみだった


名前がいる自分の教室に近づくと話し声が聞こえる

…おかしい
名前の友達は皆部活に入っていていつも名前は一人で待ってる筈


不思議に思いながらも俺はゆっくりと階段を上り
踊り場を出ると廊下で名前と男が二人でいた


「私には彼氏がいるの知ってるでしょ?」

「いいだろ?俺は名字の事が好きなんだから」


男はそう言いながら名前の手を触ったのを
見た瞬間駆け出し男を殴った

男はいきなりの事で受け身がとれずそのまま倒れそいつに馬乗りになって
反撃する間も与えず殴って殴って殴りまくった


「汚れた体で名前に触ってんじゃねーぞ!んのゲス野郎っ!!」

「ぅ ぐぁ…!…っか」


男は俺が殴る事でだだでさえ不細工だった顔が更に歪み気持ち悪くなっていった

ふと 水道が目に入り男を持ち上げ顔を蛇口の下にくるように置き
近くにたわしを見つけ蛇口をひねって男の顔に水をかけたわしを近づけた





((汚いものは俺が綺麗にしねーと)

異常..★


100323



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あきゅろす。
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