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伍萬打&2周年
俺が捕まえた((日吉




長い長い時間の中で

俺と貴女は短い時間しか共有出来なかった


それでも 皆に愛でられていた貴女を手に入れられたんです




【俺が捕まえた】






今日も名前先輩は俺が部活が終わるのを待っててくれる

…でも なんで普通に大人しく待っててはくれないんですか?


先輩達もなんで休憩中でもないのに名前先輩と遊んでるんですか?


「侑士超面白いんだけど」

「当たり前やん おもろい話しとるんやから」

「っはは!だからってさー侑士ー」



…いくらなんでも 他の男と話すなとは言いません

でも 俺とは話さずに他の先輩達と楽しそうにするのは流石に堪えられる程

まだ器がデカくありません


「おっ 名前日吉居るで」

「本当だっ 日吉ー」

「……」

「日吉?」



俺は名前先輩を無視して練習を続けた

少しくらいわかって欲しい…
俺がどんな思いでいるか





―――――…


いつもよりだいぶ長く感じた部活がようやく終わった


「お疲れ 日吉」

「…お疲れ様です名前先輩」


名前先輩はにこにこ笑いながら壁に寄り掛かって俺を待っていた

俺は名前先輩に頭を下げてそのまま立ち去る
名前先輩は俺が目の前を止まる事なく進む事に目を丸くしてた


「っ日吉?待ってよ」

「……」

「日吉っ!」


名前先輩は必死に俺の名前を呼びながら追いかけてきて制服の裾を掴んだ


「…なんですか?」

「え…一緒に帰ろ…?」

「忍足さん達と帰ればいいんじゃないんですか?」

「?日吉どうしたの」

「俺といるよりあの人達と一緒にいた方が楽しいんでしょ?」

「っ!?」


名前先輩はさっきよりも目を丸くして立ち止まったのを
俺は無視して歩き出した


「っ…ひっく…」

「え…?」


名前先輩の泣き声が聞こえ
思わず振り返ると名前先輩は眉間にしわを寄せながら涙を流していた

俺は急いで名前先輩の元に駆け寄る


「名前先輩」

「っ…うぅ…」

「名前先輩…すいません、やり過ぎました」


俺は名前先輩を抱きしめると
俺の胸に顔を押し付けてまだ泣いていた


「日吉…ご、めん…ね…」

「俺が悪いです ただの…嫉妬です」

「ごめんね 私が好、きな…の…は 日吉だ、から…」

「俺もです だから大人しく…」





((他のとこに行かないで俺に捕られられてて下さい)

嫉妬..★
のい様リクの日吉です
ジャンルは問わないとの事で

※のい様のみお持ち帰り可
100214



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あきゅろす。
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