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古泉(涼宮ハルヒの憂鬱)
機関の人間が二人もいるなんてとユエさんは言う。しかし必要と言われたらしい、古泉だけでは心配なのか、そう尋ねたら「違いますよ」と言った。

「‥古泉一樹の相手役が必要だと涼宮ハルヒは考えた、あわよくば三角関係なども」

「長門?」

「そう、犬猿しながらも実は好きあっていると言う関係、カミサマは気紛れね」

「そうか、大変だな」

「まあ、古泉だからいいけどね、私はキョンくんみたいな子がタイプなのにさ」

「え?」「照れた?」

悪戯っぽくクスクスと笑うユエさんに思わず赤面してしまった。

「ユエ、行きますよ」

「はいはい」

「仕事か?」「ひみつ」

険しい顔の古泉、そうきっとまた閉鎖空間云々なのだろう。長門を見れば「多分そう」と頷いた。

「‥近付きすぎたかしら」

「多分そうでしょうね、厄介だ」

「まあ、仕方ないじゃない、キョンくんは可愛いし」

「‥彼女はお怒りのようで」

「うるさいな、一樹」

「ようやく名前を呼んでくれましたね、ユエ」

「仕方ないじゃない‥“一応”カノジョなんだもの」

「一応、ですか?」

「仕方ないでしょ、元カノが今カノなんて嫌でしょうけど」

「(嫌なんて‥)」

仕方なくと言うが古泉は嫌ではないと言うようなことはできなかった。

「ユエ、行きますよ」

「はいはい、一応上司なんですけど?」

「では、参りましょうかユエさま」

「うえ、きも」「この口ですか?」

「うへえ!ほめめふんはひー」

可愛いなと


任務が終わったら甘味など如何ですかと言う古泉にユエは嬉しそうに灰色の空間に消えていった。


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