魂喰(not)
チュドーン
チュドーン
「あのこが‥クロナ、あなたを探してる」
「メデューサ、メデューサ！」
「ユエ、どうして、ここに」
「‥まいご？(女の戦いって怖いな醜いな)」
マリーもクロナもメデューサも、シュタインも‥くだらない。
「いい加減にしなさいクロナ」
くだらない くだらない くだらないのよ
「(あああ誰も誰も傷つけないで)」
「倒さなければならない」
「シュタイン、あのポンコツ‥うごくんじゃないわよ」
ギリリと拳を握る。
「貴女は！」
「！」
「貴女は、見ているだけなの！」
「‥‥わたし？」
「貴女は、ユエは！」
「わたしは‥クロナもメデューサも大好きだから」
「だったら、メデューサを止めてっ」
「‥出来ない」
「どうして‥」
「‥わたしは、わたしは‥ぼ「“傍観者”ですもの、ねぇユエ」
「メデューサぁぁぁ！」
血に濡れた、加えて今は能力も使えない。そんなクロナの横にしゃがめばメデューサに睨まれた。(地味に怖いな)
「‥クロナ、死ぬの」
「ユエ‥ユエさま‥」
助けてと瞳の奥が揺れてる。魔女として迫害を受けた、優しくしてくれたのは、メデューサと可愛いクロナ。‥と、死神と呼ばれるあの人だった。
「ああ‥あのこが、くる」
---秩序はいつだって正義を選ぶ
---本来なら悪も正義も、関係ないじゃないか
あなたが、私に‥そう教えてくれたよね‥ポンコツ博士
マリーとやらは私を見つめていた、あらあら危ないよ解体されちゃうよ
「‥あなた、」
「ポンコツ、さっさと解体でもなんでもしなよ」
はぁ、と溜め息をついて空を見上げる。この私が時間稼ぎをしているみたいではないか、私が私を、私は口出ししてはならない傍観者なのにね。
---でもね、ユエ
「なんだか、疲れたわ‥メデューサ、さっさと終わらせましょう」
「うふふ‥それはどちらの意味かしら」
「‥さて、メデューサの都合のいい方に捉えてちょうだいな」
---でもね、いつだって救世主は現れるんだよ。不思議だね
「メデューサァァァァ！！」
ドゴォォン
「‥ね、マカちゃん」
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レイトショーを見て、クロナが一番好きです。
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