新作を試食せよ!
「はいのはいのはーい!本日は野宮堂の新作!俵さつまの焼き菓子ですよー」
「(ココ〇コとか古くね?)‥普通にスイートポテトでいいじゃんか」
「だめ!ネーミングも大切なの!」
「いやだから、これは普通に」
「たわらさつま?」
「形が俵っぽいでしょ?」
「うん」「だから俵さつま」
興味津々に秋くんはスイートポテ‥俵さつまを見つめている。お茶を入れるから待っていてねと頭を撫でて平介の腕を引く。
「アレ、小華が作ったの?」
「さてさてどうだかね、平介なら食べればわかるんじゃないの?」
「なんだそりゃ」「ふふふ‥」
彼女の言葉の意味を知るまであと五分ばかり。
好きも嫌いも知ってるから
「んぎゃー!なに!なに!中身にマッシュされてないさつまがー!しかも芋ケンピがダイスとか!ガリッてガリッて!」
「煩いわね、秋くんと平介のみに適応されるのよ?味わい深いでしょ」
「あじわい‥ふかい?(かりかり)」
「おいしい?」「(こくん)」
反応を見て遊んでいるのと、反応を見て作品に加えるか決めるのと。
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