嘘つきの僕
４
４人の中で、２人は知り合いだけど
残りの２人は、知り合いじゃないけど
どういう人か知ってはいる。
知っている２人の中で
１人目は、広瀬 優(ひろせ ゆう)。優は、僕の唯一の友達で親友だ。
優は、僕とはもの凄く正反対で、すごく可愛い顔をしていて、守ってあげたくなるような子なんだ。
こんな平凡な僕と親友なのは、ちょっと。というか、ものすごく変だけど僕たちは、すごく仲が良いんだ。
馨と悠太２人を呼んだ２人目の子は、広瀬 透(とおる)くん。名前で分かると思うけど、透くんは優の弟なんだ。
優の弟であって、顔がかっこいいんだ。それに、透くんは、馨と悠太の同級生ですごく仲がいいんだ。
馨と悠太がいうには、透くんは『優しくて、なんでも出来ちゃうかっこいい男の子』なんだって。
まあ、僕からみてもすごく良い子なんだ。
この２人は、僕が女装してる姿みたことがあるんだ。
それに、女装しちゃう理由も知ってるんだ。
「あーっ!!透くんっ!」
悠太がと言い、僕と馨の手をひっぱり透くんの所に連れて行った。
傍まで行くと、馨と悠太は僕から離れて透くんの所に行った。
「あ、悠太。危ないから、馨をひっぱりながら走らないで。」
「うん。わかったっ」
そう言うと、急に抱きしめられた。
見てみると、優だった。
「まこっ!久しぶりっ!!」
「うん。久しぶり、優」と笑いあった。
すると、「おい、優。何してる」と
後ろから急に声が聞こえてきた。
あ、そう言えば…と後ろを振り返ると
そこには…
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