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もどかしいのはお互い様 8(R18)


「んっ…ふ…ぅ、あっぁ」
「熱いなお前の口の中」
「っはぁっ、」

息も絶え絶えに舌を絡ませてキスに溺れるその顔に
欲情は煽られるばかりで。

指の腹で後孔をぬるりと一撫でしてから、リボーンは
ぴたりと性器をそこに宛てがった。
ビクリと震える綱吉の膝の裏を抱えあげると、その存在を
確認させるように押しつけたまま、何度も表面だけを
行き来する。

「ンッ…おねが……い、もう挿れて…」

欲情の色を濃く漂わせて、見つめてくるその顔に
満足げに笑うと、腰に力を入れるとゆっくりと押し入る。


「あっっ、」
「まだ先だけだぞ、イクなよ?」
「んんっあっ、…やぁ」
「入ってんだって、わかるだろうが 」

繋がった場所をぐっと押しつけるようにする仕草に、綱吉の顔が耳許まで赤く染まって、その羞恥から白い指先がシーツを手繰り寄せ弱々しく握る。

艶をのせた吐息が、さらに欲情を煽って、リボーンは綱吉の
下腹部に指を伸ばした。

「んんーーーっっ」
「手で口塞ぐなよ」
「うっあアア、りぼ…やだっっ」
「やじゃねえだろ」

握った性器から先走りの液が溢れて、上下に擦るたび
ぐちゅぐちゅと水音が鳴る。

「はっあ…ん、ま、たイッちゃうってば!」
「もうちょっと我慢できねえのか」
「や、、もう無理…っ」
「はっ、やっと全部入ってんだぞ」

内壁を圧迫されて、擦りあげられ、熱いのか苦しいのか
快楽なのかさえわからなくなった綱吉の目からポロポロと
涙がこぼれる。

慣れるまでと、ゆるゆると動かしているその刺激がもどかしいと
言うように、時折自ら腰を揺らめかせるその肢体に目を細めた。

「腰、揺れてるゾ?」
「いぢわ…るっ」
「はっ…その目じゃ逆効果だ…」



繋がっている場所からじわじわと犯される熱に
気が狂いそうになる。

「ツナ」

ぐいっと膝が胸につくくらいに折り曲げて、結合を深くすると
そのまま首筋に這わせた舌で追いつめて耳殻を甘噛みする。

「は…ぁっ、…リボーンっ…あっ」
「…やべぇな…お前のナカ…」
「んんっっ」

涙がこぼれるその跡を舌でなぞって、ゆっくりと時間をかけて
ギリギリまで抜いてまた挿入する。それを何度も繰り返して
、絡みつく襞の感触と濡れて潤滑のよくなった
内壁にリボーンの息使いも自然荒くなる。

「リボーンっっ、もう焦らすなよっ…」
「限界か?」
「もう、イきたい…っ」
「もっと声聞いてたいんだがな」

限界まで焦らす行為に弛緩した身体が、熱をもって
張り詰めた綱吉の性器からは先走りが止めどなく溢れていた。
決定的に与えられない熱に、懇願の表情がありありと浮かんで。

「仕方ねえな」

耳元でふっと、熱くなる吐息ごと囁やいた名前に
身体は陥落寸前の綱吉の目から生理的な涙が溢れる。
目線はリボーンを見たまま、涙が頬を伝い落ちた。

「リボーン…っっ」
「意識飛ばすんじゃねえゾ」
「あっっやっあっアっああああっ」
「…っっ」
「はっあっ、あんっあっや、アっ」
「くっ…」
「はっっあっあん、気持ち…い…」
「ツナ…」
「ああああっっや、も、ナカあついよっ」
「…そ…な絞めんなっ…つな」
「んんっっ」

濡れた水音が響いて、室内の温度が上昇するに連れ
唇から零れる言葉は最早無意味で。
綱吉の快楽に浸りきった表情にリボーンの熱も質量を増す。

綱吉から溢れるそれに擦れるたびに酩酊感にも似た
気持ちよさに、リボーンは腰の動きを早めた。

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