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もどかしいのはお互い様 7(R18)

親指の腹で後孔の襞を押さえて
中指を少しずつ挿入して行く。
慣らさずとも濡れていくそこに
リボーンの喉がゴクリと鳴った。

「ツナ、大丈夫だよな」
「確認の仕方…おかしくない?」
「だってなぁ、こんなに」
「!!ばか!」

俯せにした綱吉の後ろから指を抜き差ししながら
ゆるゆると動かしていく。
挿入する指を離すまいと蠢くそれに、徐々に指を増やして、
その度に震える白い背中を見ながら、リボーンは
ふと笑みを漏らした。

「な、に笑って」
「やっとお前とヤれる」
「言い方…」
「俺だってな、こんなんでツナを満足させられるのかって
考えたりしたんだぞ」
「こんなって…十分ですけど…」
「まあ日本人のお前に比べたらな」
「っっ」
「本当に、もう二度とこんな我慢ごめんだな」
「リボ…」
「ツナ、好きだぞ」
「そんなの…反則だよ…」
「心まで明け渡したのは、今までの人生の中でお前が初めてだ」
「俺だって、同じだ…こんなに大変な思いしてまで
繋がりたいのも一生一緒にいたいのも、こんなに好きなのも
お前が初めてなんだから…なっ」
「それだけ聞ければ十分だ…もうお前のせいで限界だからな」
「俺のせいなの?!」
「ああ」

不敵でもニヤリでもなく、優しく細められた目に
綱吉の心臓がバクンと音を立てた。
腕を引かれて再び正面に向き合ったまま心臓に手を当てられる。

「バクバクいってんな」
「落ち着いてなんていられないでしょ」
「まあ人の事言えねえか」
「リボーンが」
「俺が」

見つめあったまま、目も閉じずに唇を塞いで
熱い咥内を蹂躙する。
唾液を絡ませて交わす口づけに綱吉の背中が
ぞくりと粟立った。

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