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shooting star R18
(大人リボーンと24ツナ)

カツンと靴音を響かせて入った自室。
慣れ親しんだ部屋にはふわふわと舞うバブル
片眉がピクリとあがり、視線はバスルームへ。
脱いだ上着のスーツと、報告書はベッドへ投げて
つかつかと歩みを進めた。

ドアをあけると床一面に白い泡が溢れおちてもはやここ
バスルームだけではなく部屋まで泡だらけ。
中からは聞き慣れた浮かれた声が響いていた。

「ははっ楽しい!」
「おい、いい加減にしろよ?」
「あー、リボーンおっかえりぃ」
「はー…」

普段よりは長い出張だった。
それでも早く終わらせて来たつもりだ。
それなのにこれは、この惨状は…
短く嘆息して改めて状況を分析する

「なんで俺様の部屋を泡だらけにしたのか理由を聞きたいがな?」
「リボーンが帰ってこないのが悪い」
「俺が帰らないと部屋が泡だらけになるのか?」
「そうでーす」
「お前が寄越した仕事だろうが」
「…わかってるよ」

風呂の縁に腰掛けて、泡の中に顔半分浸かったままの
綱吉を上から見下ろす。
リボーンは視線はあくまで甘やかさず、するりと頬に手を伸ばした。

「ビボーン…」
ぶくぶくと泡の中で口を動かしていた綱吉の顎を
掬い上げると唇を重ねる。

「ちっ、シャボンの味か…」
「あは、ごめん」
「おい…」
「んー?」

ユニットバスの淵から身を乗り出して口づけた
リボーンの身体に、濡れたままの綱吉がぎゅっと
抱きついた。

「濡れる」
「どうせ濡れるんだからいいでしょ」
「誘ってんのかいっちょまえに」

口角をあげてにやりと笑うと
縋るように抱きついた綱吉が
濡れたシャツにゆっくりと指を這わせる。

上半身がうっすらと赤く染まり
泡で包まれたその肢体は目に毒だ。

「わっ」

綱吉の身体を持ち上げて、自分も泡に身を浸した。

「どうせ濡れるんだろ?」
「あはははっ!服のままかよ〜」
「たまにはいい」

ワイシャツの袖を捲りシャンプーボトルから液体を出して
すでに泡だらけな綱吉の髪を優しく洗う。

「甲斐甲斐しい…」
「はっ、言ってろ」
「なんかさ、いいよね」
「…他も洗って欲しいって?」
「リボーンにはおれの言葉が通じないのかな」
「通じてるだろうが」
「もう…」
「流すぞ」
「はーい」

シャワーの熱い湯が注がれて、首筋から肩から流れていく
その泡を無言で見送った。

「リボーンもやってあげる」
「ん」

向き合う形で大人しく目を瞑ったリボーンの髪に
指を通すと同じように泡立てていく。
ふわりと香るのは同じ匂い。
いつもは整えられている髪がシャワーの湯で
乱れる。

「いいよ」

閉じられていたいつもの眼光するどい
ヒットマンの瞳が、ゆっくりと開かれる。
ぽたぽたと髪から雫が垂れる様が異常に男らしく
少し顰められたその柳眉にどきりと心臓がはねた。

「ツナ」
「リボー…」

後頭部を引き寄せられて熱い唇が押しあてられる。
そのまま咥内に侵入した舌が綱吉の舌に絡みついて
噛みつかれるように口づけられた。

綱吉をぎゅっと抱きしめると
ふるりと身体が震えたのがわかる。

「しかしすげえ泡だな」
「でしょ?バブルバスなんか久々…」
「ボスが一人で泡遊びか?」
「お前が居ないからさ…」
「寂しかったか」

耳元でこれでもかと低く囁くと
綱吉の肌が粟立つ。

「…言わなくてもわかるだろ」
「聞きてぇだろうがお前の口から」

抱き寄せたままもう一度音をたてて
口づける。パシャンと水面が波打つと
バスタブの淵から白い泡がふわっと
零れおちていく。

「ちょっと…」
「…やらせろ」
「ぶっ、色気なーい!」
「はっ、悪かったな」
「リボーン…」
「なんだ」
「淋しかった…よ」

火照って熱くなった肌に唇をおとしながら
そうか、と呟くと赤い耳殻をべろりと舐めた。
小さくあがった声に気を良くして、首筋から鎖骨
胸元へと赤い所有印を残していく。

痛いほど起ち上がった胸の頂きに舌を這わせて
ぐるりと舐めると、強く吸いつくように咥内に含み
漏れる吐息交じりの声を聞きながら、もう片方も
指で刺激すると綱吉がリボーンの上で身じろぐ。

「んっっあ…んリボーン…」
「すげえ眺めだな」
「リボーン、脱いでよ…」
「やけに積極的だな?」

床に脱いだ服を投げると
嬉しそうに綱吉がすり寄ってくる。

「体温がいいんだよ」
「体温だか湯音だかわかんねえぞ」
「わかるんですー…俺には」
「…そうかよ」
「続き、しよ」
「煽るのだけはうまくなりやがって」

リボーンを跨いで座る綱吉の後孔に指を滑らせると
すでに柔らかくそれを受け入れて行く。
無言で綱吉の顔を見ると真っ赤になって俯いていた。

「お前…」
「だって、まさかリボーンが帰ってくるなんて思わなくて…」
「悪かったな?一人遊びの邪魔しちまったか」
「いっ、意地悪!!」
「なら、もう挿れていいよな…ツナ」
「…ん、おねがい…します」
「上出来」

羞恥に俯く綱吉を上向かせると、口づけながら容赦なく腰をすすめて、内壁を抉る。
蠕動しながら絡みつくそこから与えられる熱と綱吉の表情に
ゴクリと喉がなった。

「浮力が邪魔だな」
「あっっあっちょ…とやだっ」

膝裏を抱え上げてさらに深く腰を進めて、揺すりあげながら
すっかり勃ちあがった綱吉の前も同時に刺激する。

「ひっあっそこ、触らないでっ」
「こんなにしといて触るなって?」
「リボ…っ」
「ツナ…」
「っああっ」
「足りないのはお前だけじゃないって事だ」
「え…?」
「いいからもう喋るな」

うるさい口を塞ぐと射精を促すように
下から強く前立腺を擦り上げて追い立てる。
今じゃ自分の方がよほど綱吉に溺れているなんて
とても口に出せたもんじゃない。

蜂蜜色の瞳が生理的な涙で潤み、手はリボーンを
求めて伸ばされる。
その手をとって手首にくちづけながら強く吸いつくと
驚きに見開かれた綱吉と視線が交差する。

「とりあえず、イっとけ」
「りぼ…ん…っあああああああっーっ」

パシャンと霧散する白濁を目で追いながら
さらに繋がりを深くすると、綱吉の腰をつかんで
思い切り突き入れた。
射精したばかりの綱吉の胎内はゆるく蠕動していて
いつまでも中に居座りたい欲求がリボーンを支配する。
それでも終わりはやってくるわけで。

小さく舌打ちすると、綱吉の中に欲を解き放った。

ぐったりと胸の上に寄りかかる綱吉から、自身を抜くと
またしても湯の中に融けていく。

「ツナ」
「んん…」
「精液まみれになりたくなきゃ、出るぞ」
「だっこして」
「おい…」
「リボーンだ」
「そんなに待たせたか」
「そうだよ…」
「ツナ、好きだぞ」
「!り…」
「これくらいは言ってやれるほど好きだってことだ」
「〜〜〜おれも、好きだよ!」
「お前のはだだ漏れだからな」

お姫様抱っこのままシャワーで流すと、バスタブから栓を抜いて
バスルームをでる。
そのまま綱吉をベッドに放り投げると、その上にのしかかって
第2ラウンドだと、いい笑顔で囁いた。



おしまい

内容がないよう!あはっ
お風呂でいちゃいちゃしたかったっていう
頭洗うとか無防備でいいよね!
欲情しまくりのリボーンさんですが
あくまで平静を装ってます。

楽しかったー!
2012 5/3







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