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恋の病2




ごめんリボーンと、内心で謝りつつツナは意識を手放した。
夢の中で、自分の体が細いけれどしっかりした腕に抱かれて柔らかいベッドに寝かされ、優しく髪を撫でられている。

顔は見えないけど、こんな風にしてくる人物なんて一人しかいない。温かくて優しい手…

「ハヤト……」

寝言なのか熱に浮かされて呟かれた声は、酷く甘い。

「チッ…ツナめ…誰と間違えてやがる」

ベッドの端に腰掛け、撫でていた手を止める。

先程より幾分楽になった呼吸を確認して口の端だけで笑うと、ドアの向こうの気配に愛用の銃を向けた。

「今すぐ入って来ないとお前の頭ふっとばすゾ、駄犬」

「駄犬とは酷いですよリボーンさん…」

片手をあげながら寝室に足を踏み入れる。

「十代目…寝てらっしゃるんですか?報告を…と思って執務室に伺ったらいらっしゃらなかったもので…」

「勝手知ったるボスの寝室…か」

柔らかな夕日が、最強家庭教師を包み、僅かに皮肉を込めた笑みをうつす。








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あきゅろす。
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