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恋の病1
ああなんだか今日は調子が悪い…昨日まで徹夜続きだったからかな?なんだか熱っぽくて頭がグラグラする。
「おいダメツナ。」
ああこんな時に我が家庭教師さまが何の用…
「なぁに…リボーン…」
気怠るそうに顔をあげるとリボーンが形の良い眉をひそめる。
「顔色悪いな。」
俺より長身の体が近付いたかと思うと、額に手を当てられる。熱の高さを確認すると、座っていた執務室の椅子から立たされ自室へと促される。
「今日は寝てろ。ダメツナが無理するんじゃねぇぞ」
片腕を引かれて廊下を歩く。わあ珍しい…リボーンが何か優しい。でもボンゴレボスになって随分たつのに、未だダメツナ呼ばわりなんてさあ酷くない?
反論しようとリボーンを仰ぎ見た時、大きく視界が揺れた。あれ?何か…目の前が…引いていた手に、急に全体重がかかって思わず両手でその体を支える。
「オイッ…ツナ」
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