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恋の病4




「……か…ないで…」

振り向くと薄茶色の瞳が自分を見つめている。

「大丈夫ですか?まだ熱が高いですから薬持ってくるだけですよ」

綱吉の手を優しく握ると、安心させるように布団の上からポンポンとたたく。

「おねがい…」

もう少しそばにいて、と熱に潤んだ目で見上げられる。

「はい、じゅうだいめ」

もう一度ベッドに腰掛けると、やわらかく微笑む。

「きみが…いない間は仕事してれば…さびしくないでしょ…」

だから…寝てないと言うのかこの人は…

「ばかですねあなたは…俺もう長期の仕事うけません」

眉をひそめて苦笑する。


ごめんねと笑うと、隼人の綺麗な顔がちかづいてきて優しくキスされた。

やっぱりすきだなあ…。この端正な顔も、俺を見つめる翠灰色の瞳も、優しく大きな手も、全部が愛しい。

「ハヤト…だいすき」

「…っ…じゅうだいめ…」

余り可愛いことを言うと襲ってしまいますよ、と耳元で囁かれる。

「ハヤトがそばにいてくれるなら早く治るかもよ?…」

首元にそっと腕を回して囁きを返す。

「わかりました。しばらく休暇をいただいて全力で看病させていただきますね十代目」

獄寺はニコリと微笑んで、再び唇を重ねる。

「風邪かも知れないし、うつるよ?」

「鍛えてますから…大丈夫です」




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あきゅろす。
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