[携帯モード] [URL送信]

本棚
ミキとデンジ〜久しぶりだなロリコン〜

シンオウ地方、ナギサシティ。

「久しぶりだなロリコン」

「……………………」

バタンッッ

「な…!おいクソデンジ閉めるな!!扉開けろ!!」

無言で扉を閉められた。扉をガンガン叩くが開きそうもない。

「還れ。土に。もしくは母なる海に」

扉の向こうから聞こえてきたデンジの声。

「何だソレ!!みーに死ねってか!?」

土に還る気も海に還る気もみーには無い!!

くっ…デンジの野郎…。みーが久々にコガネからナギサに来てやったっていうのに…!

こうなったら!

「……お前の大好きなヒカリにあの事ばらすぞ」

「!?………何の話だ?」

デンジ、一瞬動揺したな。とぼけてるけどバレバレだぜ。

「ヒカリが知ったらどんな反応するだろうなあ…。楽しみだ」

やっべ、ついニヤけちまう。人を脅すのも久しぶりだ。

今デンジはどんな心境だろう。これでみーを入れない訳にはいかないだろうな。

「……………………」

…悩んでるな。さっさと扉開けろよ。

「………何の話だ?俺は別にやましいことなんて何もない」

まだとぼけるつもりか!てか声少し震えてるぞバカ!!

ちっ、仕方ない。

「お前のベッドのある部屋の、本棚の辞書の箱の中」

「な…!?」

「それとリビングの棚の下。更にトイレのカレンダーの裏…」

「ちょ…、待て!!わかった開ける!!」

ガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえる。

手間をとらせやがって。アホデンジが。

ガチャ

ギィ

「じゃますっぞ」

扉が開いたので家に上がり込む。

「……………。何で俺のエロ本の隠し場所知ってんだ…」

あちゃ〜、デンジ怒ってんな。まぁいいけど。

「お前、昔から隠し場所進歩してないからな…。予想しやすい」

「はぁ……。ヒカリには絶っっ対にばらすなよ」

ため息をついた後、念をおして言ってくるデンジ。

「わかってるって。言うわけ無いだろ?」

「だったらいいんだが」

よし。いつばらしてやろうかな☆

「で、何しに来たんだ?」

そう言ってため息をつくデンジ。幸せ逃げるぞ。

「ん〜…ちょっと、な……」

真面目な話をしに。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

実はWish探偵団〜輝く君の行方は…〜のその1に繋がります\(^q^)/

[次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!