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第12ターン「WDC予選 真梨亜vsかっとビングA」
あらすじ
・カード(ナンバーズ)は拾った
・まりちゃんが変! by怜衣
・vs九十九遊馬
☆第12ターン
WDC予選
真梨亜vsかっとビングA
まりちゃんが遊馬くんに2500ポイントの大ダメージを与えた。
「アハハ!口ほどにもない感じかな?」
フィードバックで吹き飛ばされた遊馬くんを見て、まりちゃんは笑っている。
なんと言うか、自分の勝ちを疑わず、相手を見下している。どっから見ても悪役ですねコレは。
でも大ダメージに怯むことなく遊馬くんは立ち上がった。
「まだだ、デュエルは始まったばっかだぜ!罠発動!『ダメージ・コンデンサー』!!」
「はぁ?」
「自分が戦闘ダメージを受けたとき、手札を1枚捨てて発動できる!受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体をデッキから攻撃表示で特殊召喚するぜ!」
受けたダメージは2500。上級モンスターを呼べる数値だ。
何を呼ぶんだろう?
「俺は手札を1枚捨て、デッキから『ドドドウォリアー』を特殊召喚!」
ドドドウォリアー
地 ☆☆☆☆☆☆
戦士族
ATK/2300
円い盾と大きな斧を持ったモンスターが現れた。なかなか高い攻撃力。
まりちゃんは嫌そうな顔をする。
「チッ。ま、プレアデスよりは弱いか…。私はカードを1枚伏せてターンエンド」
MARIA
LP:4000
手札:3枚
モンスター:セイクリッド・プレアデス(ATK/2500)
魔法罠:セット1
「俺のターン、ドロー!」
YUMA
LP:1500
手札:5枚
モンスター:ドドドウォリアー(ATK/2300)
魔法罠:なし
「…よし!俺は『ガガガマジシャン』を召喚!」
ガガガマジシャン
闇 ☆☆☆☆
魔法使い族
ATK/1500
目付きが悪く衣装に鎖がついた、不良風のモンスターが現れた。背中に『我』の文字が書かれている。
「更に『カゲトカゲ』を特殊召喚!このモンスターはレベル4モンスターの召喚に成功した時、手札から特殊召喚できる!」
カゲトカゲ
闇 ☆☆☆☆
爬虫類族
ATK/1000
現れたのは、地面に貼り付くまっ平らな黒いトカゲ。赤い丸い目だけが立体的に浮いている。
遊馬くんのフィールドにはレベル4モンスターが2体。これは…。
「俺はレベル4の『ガガガマジシャン』と『カゲトカゲ』でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
光の渦から黄と白のモニュメントが現れる。剣を模してるのかな?
「現れよ、『No.39 希望皇ホープ』!」
現れたそれは変形していき、人の形となった。キラキラとしていてカッコイイ。
No.39 希望皇ホープ
光 ★★★★
戦士族
ATK/2500
「ちょっと待って!え?遊馬くんも『ナンバーズ』!?」
わたしはびっくりしてつい大きな声を出してしまった。
「まあ、真梨亜が持ってんだから他にも持ってる人いるでしょ」
何かえみたんは冷静である。
「…それより、れいちゃんはプレアデスの効果知ってるでしょ?彼は一体どうするんだろうね」
「あ。…あー、プレアデスって厄介だよね」
案の定、まりちゃんはにやりと笑って効果を発動するのだった。
「プレアデスの効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除き、ホープを手札…いや、エクストラデッキに戻す!」
「えええ!?その効果、俺のターンにも使えるのかよ!?」
遊馬くんはびっくりしている。
「そうだよ!帰れ!強制送還だ!あっははは…」
そう、これがプレアデスの厄介な効果。以前のまりちゃんはこの効果を忘れがちだったけど、使いこなしてる…。
「くっ…」
まりちゃんは高笑いし、遊馬くんは悔しそうな顔をした。
「……ああ、そうだな!俺はカードを1枚セットしてターンエンドだぜ!」
…?遊馬くん、やっぱり何もいない場所に話してるような?気のせいかな?
YUMA
LP:1500
手札:2枚
モンスター:ドドドウォリアー(ATK/2300)
魔法罠:セット1
「私のターン、ドロー!」
MARIA
LP:4000
手札:4枚
モンスター:セイクリッド・プレアデス(ATK/2500)
魔法罠:セット1
「そうだなぁ……私はオーバーレイユニットの無くなった『セイクリッド・プレアデス』でオーバーレイ!1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!エクシーズ召喚!!」
「モンスターエクシーズでオーバーレイだと!?」
「現れよ、ランク6『セイクリッド・トレミスM7』!!」
セイクリッド・トレミスM7
光 ★★★★★★
機械族
ATK/2700
「更に、私は『セイクリッド・グレディ』を召喚!」
セイクリッド・グレディ
光 ☆☆☆☆
魔法使い族
ATK/1600
「グレディの効果で、手札からレベル4の「セイクリッド」モンスター1体を特殊召喚できる。『セイクリッド・ソンブレス』を特殊召喚!」
セイクリッド・ソンブレス
光 ☆☆☆☆
天使族
ATK/1550
「レベル4のグレディとソンブレスでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」
この感じ……来る。
いつもの『セイクリッド』じゃない。
あのカード………まりちゃんの『ナンバーズ』!
「最強の硬度で私を守れ!ランク4『No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング』!!」
No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング
地 ★★★★
岩石族
ATK/0
ゴツゴツとしたダイヤモンドの塊を背負った、水色の蟹が現れた。左の鋏に黄色く52≠ニいうマークが描かれている。
「ついに出やがったな…ナンバーズ!けど攻撃力0なのに攻撃表示ぃ?何でだ?」
遊馬くんが少し首をかしげる。
「フフ…私はダイヤモンド・クラブ・キングの効果を発動!!オーバーレイユニットを1つ取り除き、ターン終了時まで守備力を0にし攻撃力を3000にする!!」
「なにぃ!?」
驚く遊馬くん。
まりちゃんの左手の甲にも、52のマークが妖しく浮かび上がった。
「『ドドドウォリアー』に攻撃!行け!!」
ダイヤモンド・クラブ・キングが『ドドドウォリアー』に向かって走っていく。
でも、遊馬くんもただ食らうだけじゃなかった!
「罠発動!『ハーフ・アンブレイク』!!このターン、選択したモンスターは戦闘で破壊されず、そのモンスターの戦闘によって発生する自分へのダメージは半分になる!!俺は『ドドドウォリアー』を選択する!」
No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング
ATK/3000
ドドドウォリアー
ATK/2300
『ドドドウォリアー』がシャボン玉のようなものに包まれ、破壊を免れた。
けど、半分のダメージは受ける。
「うわぁぁ!!」
YUMA
LP1500→1150
まりちゃんが舌打ちをする。
「チィッ!!邪魔な壁だなぁ!続けてトレミスで攻撃!!」
セイクリッド・トレミスM7
ATK/2700
ドドドウォリアー
ATK/2300
「うわぁぁ!」
YUMA
LP1150→950
「バトルフェイズ終了時にダイヤモンド・クラブ・キングは守備表示になる。そして私はターンエンド。ダイヤモンド・クラブ・キングの効果が終わって、攻撃力は0、守備力は3000に戻る」
MARIA
LP:4000
手札:2枚
モンスター:セイクリッド・トレミスM7(ATK/2700)、No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング(DEF/3000)
魔法罠:セット1
「俺のターン…ドロー!!」
YUMA
LP:950
手札:3枚
モンスター:ドドドウォリアー(ATK/2300)
魔法罠:なし
「来た!装備魔法『ガガガリベンジ』を発動!墓地の「ガガガ」モンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備する!俺は『ガガガマジシャン』を特殊召喚!」
ガガガマジシャン
闇 ☆☆☆☆
魔法使い族
ATK/1500
「そして『ガガガガール』を召喚!」
衣装がガガガマジシャン似で、スカートバージョンの金髪の女の子が現れた。
ガガガガール
闇 ☆☆☆
魔法使い族
ATK/1000
《ガガガ先輩♪》
ガガガガールがウインクをした。
《オーウ!》
ガガガマジシャンは頷いた。
先輩後輩だなんて可愛いなぁ。…って、え?今モンスターが喋った!?
「『ガガガガール』の効果発動!フィールドのガガガマジシャンと同じレベルになる!」
ガガガガール
☆☆☆→☆☆☆☆
これでレベル4が2体…。
「レベル4の『ガガガマジシャン』と『ガガガガール』でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!
今度こそ現れよ、『No.39 希望皇ホープ』!!」
ホープが再び召喚される。
No.39 希望皇ホープ
光 ★★★★
戦士族
ATK/2500
「またホープ?それじゃあ攻撃力が足りないよ!」
「それはどうかなっ?俺はオーバーレイ・ユニットとなった『ガガガガール』の効果発動!相手モンスター1体の攻撃力を0にする!ゼロゼロコール!!」
オーバーレイ・ユニットとなったガガガガールが半透明の姿で現れ、持っていたピンクのスライドケータイをカチカチする。それからケータイをトレミスに向ける。
セイクリッド・トレミスM7
ATK/2700→0
「なっ…!?」
トレミスの攻撃力が0になった。
《ふふっ♪》
ガガガガールはニコッと笑うと、姿を消しオーバーレイ・ユニットに戻った。
「行くぜ!ホープでトレミスに攻撃!ホープ剣スラッシュ!!」
No.39 希望皇ホープ
ATK/2500
セイクリッド・トレミスM7
ATK/0
ホープが剣でトレミスに攻撃する。トレミスは爆発四散した。
「うぁぁぁぁっ!!」
MARIA
LP4000→1500
まりちゃんが後ろに吹き飛ぶ。
遊馬くんがまりちゃんに大ダメージを与えた。
つづく
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遊馬先生とアストラルが何を話しているのかはご想像にお任せします。
デュエル内容にミスが無いか不安で仕方がありません。
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