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タッグデュエルイベント(本人達サイド)
*タッグデュエルイベント(本人達サイド)*
凌牙とWがタッグデュエルのイベントに出ることになりました。
デッキは抽選で選ばれ、二人とも同じものを使用します。
スタッフ「お二人の使用するデッキは、抽選で決定しだいお渡しします。それまでこちら(衣装室)でお待ちください」
W「はい」ニッコリ
バタン(スタッフ出てく)
凌「タヌキめ」ハァ
W「今さらだろうが」
凌「…お前がタッグデュエルに俺を誘うなんてな」
W「いつもは運営側が決めたヤツと組むんだけどな。今回は俺が決めていいって言われたから。…ほら、前にクラゲと戦った時、結構良かっただろ?」(※クラゲ先輩戦)
凌「(いたなそんなヤツ…忘れてた)前にVと組んだ時は、兄弟タッグだって話題になってたじゃねえか」
W「まあな。観客席から『かわい〜』って声援が来てた。衣装もメッセンジェラートだったから女受けしやすかったんだろ」
凌「あいつ見た目は女みたいだからな。……で、今回はこの中から衣装選ぶのか」
大量の衣装が部屋中にある。
一枚一枚見てみる。
W「デッキが決まってから、それにちなんだモンスターの衣装を着るんだ」
凌「へえ。……お、エルフの剣士か。こっちは炎の剣士か」
W「こっちは甲虫装機だな。全身装備じゃねえか。顔が出ないんじゃダメだな」
凌「お、代行天使。妖精もあるのか。色々揃ってんだな」
W「ま、デッキにちなんだヤツしか着れねえけどな。……!凌牙、この衣装どおですかぁ?凌牙は水属性使いですし」ニッコリ
ごとっ←水瓶(水の踊り子)
凌「お前が死にたいのはよくわかった」
W「暴力は良くありませんよお。スタッフが帰ってきたらどうするんですか?」
凌「…チッ。……ふん、だったらお前にはこれだな」
ひらり←魔界発現世行きデスガイド
凌「……いや、こっちもいいな」
ピラッ←堕天使マリー
W「う、うわ…割りとガチな選び方だな。ギリギリテレビに流せそうな衣装じゃねえか。さっきのは冗談だったのによ」
凌「……堕天使なんてお前にピッタリじゃねえか」
W「イヤミかテメェ」
ガチャッ
スタッフ「お待たせしてすみませんでした」
W「いえいえ」ニッコリ
凌「(切り替え早っ)」
スタッフ「デッキが決定しました!Wさんと神代さんのデッキは『ゴーストリック』です」
W「ゴーストリックですか…」
凌「じゃあ衣装はアルカードと…」
スタッフ「あ!すみませんが、更にお二人は『女装』という縛りのコスプレになりました」
W「はい?」
凌「はあ?」
☆ ☆ ☆
神代家。
テレビを見ている璃緒。
璃「そろそろ凌牙達の登場ね。一体どんな衣装を…」
司会『では〜、次はWと神代凌牙の登場だぁぁぁぁ!!』
にこやかに手を振るWと、下を向く凌牙が登場。
W←ゴーストリックの雪女
凌牙←ゴーストリックの人形
璃「!!??」ゴフゥッ←コーヒー
☆ ☆ ☆
アークライト家。
Wと凌牙を見た。
X「…ゲホッ……ミハエル、すまないが紅茶で服と床を汚してしまった」
トロン「紅茶を吹き出すなんてはしたない。クリス、高貴な心を忘れてはいけないよ」
V「…いえ、無理もありませんよ。(トーマス兄さま…あんな格好をされても笑顔を崩さないとは、プロの鑑です!)」ホロリ
☆ ☆ ☆
会場。
凌「(お前…よくこんな格好して笑っていられるな)」
W「(仕事だからな…)」
凌「(仕事を選べなくなったら終わりだぜ)」
W「(うるっせえな!てか、早く着替えたいからさっさと終わらせるぞ)」
凌「(それには賛成だ)」
司会『この二人と対決するのは〜……WDCで活躍した二人!天城カイトと九十九遊馬だぁぁぁぁぁ!!』
ウオオオオオ(歓声)
遊馬←魔導書士バテル
カイト←魔導召喚士テンペル
カイト「っ!……お前たち、どうしたその格好は…!?」
凌「うるせえ。お前たちはまともな衣装で良かったな」イラッ
遊「あれ?それって女ものの服じゃねーの?」
W「ええ、わかっています」ニッコリ
凌「いいからさっさとデュエルはじめるぞ!!」
遊「おう、そうだな!」
W・凌「「デュエル!!」」
遊・カイト「「デュエル!!」」
この日、Wと凌牙は近年稀に見るチームワークを発揮したという。
そして二人の女装姿は一部ではとても好評だったらしい。
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反省はしている。だが後悔はしていない。
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